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立川市で生活する立川人とFARET TUBE 2010に参加している様々なアーティストの方の対談を掲載します。
立川市のあらたな魅力やアーティストの意外な一面を知れるかも。
・第2回 「 立川市の イメージと現状」 ・第1回 「ファーレ立川の 魅力について」 |
MV制作に先がけて、参加アーティストに対して「ファーレ立川ツアー」をやってくださった“ファーレ倶楽部”の中島満喜子さんと、そのファーレ立川ツアーに参加して作品のメッセージを感じ、感動した“one truth only”の山田智和さん。 違う視点から見た二人の、ファーレ立川の魅力とは・・・ ―――――ファーレ倶楽部として、ファーレツアーを年間何十回も行なっている中島さん。 他のパブリックアートと比べて、ファーレ立川のどんなところに魅力を感じていますか? 中島 他のパブリックアートをよく知っているというわけではないのだけれど、大体は道に1つや2つ作品が置いてあるというもの。だけど、ファーレ立川は狭い場所に109点もの作品があって、それらが無機質な街の中を魅力的に彩っています。それは他のパブリックアートと比べて珍しいと思う。作品のひとつひとつが機能を持っていることも魅力のひとつですね。 ――――――山田さんは、先日ファーレ立川ツアーに参加して、どんな魅力を感じましたか? 山田 自然に道端にあって「これも作品?」とスルーしがちですが、「これも作品なんだ!」という驚きがありました。ひとつひとつ作品を回って解説を聞けた事で作家のメッセージを知り、作品がより輝いて見えて、感動しました!実はファーレ立川ツアーに参加する前日、出身地である香川の芸術祭に行ってきたのですが、それと比べてお金をとられずに歩きながら作品を見れるのは魅力だなと思いました。 香川の芸術祭ではガイドの方に話を聞かなかったので、ファーレ立川ツアーでガイドさんの存在の大きさを感じました。ガイドの方がいないと作品のメッセージは自分で推測するしかなくなってしまうので・・・ 中島 私達は美術館のガイドとはまた違う、近い距離でガイド出来ていると思うのだけれどどうかしら? 山田 とっても親近感感じました!
――――――山田さんはファーレ立川ツアーの事をブログでも写真を載せて紹介して下さったりして ましたが、興味を持った作品はありますか? 山田 たくさんありました。まずは、ホセイン・ヴァラマネシュさんの「きみはただここにすわっていて。ぼくが見張っていてあげるから」ですね。影まで作品であることと、タイトルのメッセージ性が好きです。僕がやっている活動である「Live on Life」で伝えたいメッセージ、亡くなってしまった友人やその奥さんへのメッセージと重なりましたね。 他にもレベッカ・ベルモアさんの「私は太陽を待つ」は一年に一度(夏至の日の正午に)車止めに反射した光が「私は太陽を待つ」と書かれた作品を照らすという、見れたら奇跡という感じが気に入りました。いつか見たいですね。 中島 以前夏至の日に、「私は太陽を待つ」を見に行った事があったのだけど、そこに中学生が作品を見に来ていたんです。小学生の時にファーレ立川ツアーに参加した子で、作品の事を覚えていて、光に照らされたところを見れるか見に来たと聞いて感動しました。 山田 素敵ですね。僕も夏至の日にぜひ見に来たいと思って言います。 他にも気に入った作品ですが、これはMVに使いたいと考えています。マリナ・アブラモヴィッチさんの作品です。一目見てこれだ!と思いました。全ての石が家族の身長を想定されていると聞いて、「家族」という繋がりを大切にしたかったり、色々な繋がりを大切にしてほしいという伝えたいメッセージが同じだと思いました。 ――――――最後になりますが、今後の活動への夢や希望を教えて頂きたいです。
――――――2つの芸術に関する夢を伺いましたが、私達の活動「FARET TUBE 2010」を通して おふたりの夢の実現をお手伝いできたらと思います。 感想 中島満喜子 ミュージシャン、山田さんのお話が聞けて自分達の活動が良い活動であったという思いが大きくなった。 一人でも多くの人達に、ファーレ立川に出品している作家のメッセージを伝える事が出来れば嬉しいと思う。 またファーレに来て下さい。 山田智和 非常に楽しかったです。やはり“知ってもらうこと”これが音楽にも芸術作品にも大切なことだと感じました。 今回の企画を通して相乗効果でファーレ立川を盛り上げていけたら幸いです。 編集後記 ファーレ立川ツアーを通して、ファーレ立川に興味も持ってくださった様子の山田さん。気に入った作品をたくさん挙げて下さいました。そんな山田さんに中島さんもパブリックアートのお話をたくさんなさっていて、立川計画にとっても興味深いお話がたくさん聞けて楽しい対談となりました。 文:立川計画 原 | ||||||||||