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立川市で生活する立川人とFARET TUBE 2010に参加している様々なアーティストの方の対談を掲載します。
立川市のあらたな魅力やアーティストの意外な一面を知れるかも。
・第2回 「立川市の イメージと現状」 ・第1回 「ファーレ立川の 魅力について」 |
立川市役所の職員として、立川市で働き立川愛を形にしてきた神宮さんとFARET TUBEの活動を通して頻繁に立川市に訪れる様になった映像クリエーターの清水さん。2つの目線から立川市のイメージや今後について盛り上がりました。 ―――――――――清水さんは今まであまり立川市に来たことがないそうですが、FARET TUBEに 参加するまで、立川市にどんなイメージを持っていましたか? 清水 出身が大田区なので、ほとんど来たことはありませんでしたが、久しぶりに駅を降りて感じたのは、やわらかい、ぬくもりですね。新宿や渋谷は個人的に冷たい感じがするけれど、立川は賑わってるのに懐かしくて田舎っぽいところがあると思いました。 神宮 田舎っぽいってすごく嬉しい言葉だなぁ。立川は、山梨や埼玉などとの交流もあって色んなとこから人が来る。独特だと思いますね。どんなに都市化されても、田舎の要素は残るとこだと思うし、残したいね。 清水 今後立川を新宿みたいにしたいと思ったりしますか? 神宮 個人的には、立川に今ある温かみや田舎っぽさは残して行きたいし、殺伐としたまちにはなってほしくないかな。立川は色んな人との交流がある場所だし、人の交流からアイディアや新しいものが生まれることがあると思う。 ―――――――――立川には他の近隣都市と比べどんな魅力がありますか。 どうしてロケ地などに選ばれるのでしょうか。 神宮 駅前はにぎやかだったり、研究機関があったり、畑があったり、田舎くささもあって、なにかものをつくったりするひとたちには直感的に、その魅力が判断できているんじゃないかな。立川にあるいろんな要素の魅力を捉えて直観力を大切にしている人に対して、インスピレーションを与えられるんだと思うし、そういうまちであり続けたい。 清水 ほかにない魅力がありますよね。立川の人ごみは新宿渋谷とかの人ごみとなんか違います。 神宮 立川は、歴史的にいろんな変化を経験してきたまちだから、立川の人は変化に慣れている。現在もサブカルチャー、アニメ・漫画・壽屋もいろんなものがあって、しかも駅前の高島屋・伊勢丹・ルミネ・モディも、それぞれターゲットや年齢が違う店が揃っていて、生態系があるんだよね。普通なら対立してしまうものたちが一緒になっている、柔軟性のある不思議なまちですね。
神宮 中央線は、もともと今の京王線のあたりを通る計画だったんだけど、私財をなげうって中央線を誘致した立川の人がいて、それが立川の発展の始まりになった。立川は、アメリカ軍基地があったりして、常に変化を経験してきた激動のまちだから、まちの人には変化に対応するDNAが残っている。だからこそ伝統に縛られない柔軟性があって、新しいものが来た時にもそこに残っていいものには、生態系を与えてくれる。それが立川の一番いいところだと思ってる。 清水 これまでに、「立川が変わるかも!」って思った時期はありましたか? 神宮 今かな。ドラマやPVの撮影に使われていたり漫画の舞台になっていたり・・・。今は色んな風が吹いていて、その風を捉えている時期だと感じてる。まさにいまが変化するにいい時期なんじゃないかな。 清水 それをやるのが僕たちの責任ですね! ――――――――――立川市は、「音楽・美術・演劇・文学・建築・舞踏・映画」など、 どの芸術分野と相性がよいとお考えですか?
FARET TUBEに期待する事や願いを教えていただきたいと思います。 清水 学生のうちに誰もやったことのないことをやりたくて。立川計画と協力して日本を代表する様な大イベントを作りたいんです。お金に任せて有名な人を連れてくるというものではなく、素人から発信していく様なイベントがしたいですね!イメージすることはきっと実現出来る。ひとりで見た夢だと実現が難しくてもみんなで見た夢は実現出来ると思うんです。だから、みんなで同じ夢をみて今回のイベントも作って行きたいです! 神宮 精一杯がんばっていいものを作ってほしいですね。そして、その新しい風が強く多くの人にインパクトを与えて、新しい創造に繋がっていったらいいなと思います。 私たちも、一緒に創り上げていきたいと思っています。宜しくお願いします。 感想 神宮聖治 清水さんと対談させてもらい、自分自身が大学生だった頃を思いかえしてみましたが、 その時私はバイトばかりしていて将来何をやりたいのかなど考えていなかったと思います。 清水さんは、その頃の私よりだいぶ大人だと感じました。 清水さんが将来やりたい事、それに向けて努力をしている所などを聞くと、 きっと彼なら出来るんじゃないかと思うとともに、実現に向けて微力ながら応援してあげたいと思っています。 前途有望な若者であるから、これからも様々な経験を積み、成功も失敗も、そこから多くの事を学び吸収してスケールアップしていって下さい。 清水さんの活躍を本当に期待しています。 清水敬介 市役所の人間、つまりは公務員の方というのはとても堅いイメージでした。 しかし、神宮さんと話してみるととても気さくな方で、この企画を応援してくれているんだなと感じました。 自分が大人になったとき、今の自分に対してあの時の行動は間違っていなかったと胸を張って言える人間になりたいです。 やりたいことを応援してくれる人たちがいる限り、それだけで行動する価値があるものだと思いました。 夢はみんなで見るもの。神宮さんと対談をして、改めてそう感じました。 若者みんなで夢をみて、それを実現していくことが僕たちの役割だと思います。 FARET TUBE及び立川計画が今後さらに大きく展開していくことを期待しています。 編集後記 とってもお世話になっている2名の方に立川市のイメージや現状について自由に語っていただきました。 映像クリエーターの清水さんは立川の事を調べた上で対談に臨んでくださったりと、心強ささえ感じました。 文:立川計画 原 | ||||||||||